大沢在昌の「夜刑事」を読みました
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夜しか歩けない刑事・岬田が、感染者社会の闇に踏み込んでいく物語。
大沢在昌の夜刑事を読んでの感想です。
ネタバレ有り
ヴァンパイアウィルスの世界
• 紫外線やわずかな灯りでも重度のアレルギー反応
• 視覚・聴覚・味覚・嗅覚が過敏化
• 食事は無味無臭のゼリー栄養剤のみ
• 感染者専用の“真っ暗なバー”が存在
• 感染者差別、攘夷思想、テロ組織が入り乱れる社会
• この世界観がまず怖い。
• でも“怖さの質”がウィルスだけじゃないのがポイント。
事件の流れ
暴対から依頼され、岬田は感染者しか入れない秘密のバーへ案内することに。
そこで追っていた元マルBが突然、店の客を射殺。
岬田が制止しようとすると銃を向けられ、応戦の末、マルBは自殺。
しかし暴対は岬田を疑い、敵意むき出しに。
さらに岬田自身も、かつて結婚を考えていた女性にウィルスを注射され感染していた。
「警察官で感染しても辞めない人が欲しかった」という理由で。
裏では
• 感染者集団「無常鬼」
• 攘夷思想の「ヴァン・ヘルシング」
• 中国でパンデミックを起こそうとする「グリーンボマー」
この三つ巴が動き、ウィルス兵器を狙う国まで絡んでくる。
岬田はウィルス学者を確保し、ワクチンを作らせようと奔走するが──
果たして阻止できるのか。
感想
ヴァンパイアウィルスそのものも怖いけれど、
一番怖いのは 人間の差別心 だと思った。
感染者への偏見、攘夷思想、利用しようとする国家。
“ウィルスよりも人間の心の闇のほうが深い”という描き方が刺さる。
コロナの時もそうだったけれど、
恐怖が広がると、人は簡単に誰かを排除しようとする。
この作品は、その“人間の弱さ”を真正面から描いている。
まとめ
『夜刑事』は、感染者社会の恐怖よりも、
“人間の心の闇”を描いた物語だった。
興味のある方はこちらからどうぞ<m(__)m>
読んで下さってありがとうございます。



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